受け止めなければならない現実・・・
まずはじめに、受け止めなくてはならない事実をお話します。現在、65歳以上の要介護(要支援)の認定を受けている方は年々増加。要介護(要支援)の認定を受けた方の中で約6人に1人は要介護(要支援)の認定を受けています。2050年には、約3人に1人が要介護(要支援)の認定を受け、そして認知症の認定を受ける人は、10人に1人の割合になると予想されています。
今現在で約6人に1人が要介護(要支援)の認定を受けている現実。
とても深刻だと思いませんか?
要介護度によって、何とか介護が出来る状態だとしても。それでも、認定を受けたということは何らかの理由で日常の生活が難しいということで認定を受けているのですから。やはりこの割合は本当に深刻だと考えるべきだと思います。
私は実際に身内の介護はまだしておらず仕事で利用者さんの介護をさせていただいてます。仕事をしながら、利用者さんのお話などを聞きながら、そして様子を見ながら介護する側の苦悩、苦労を感じてきました。
やはり、どの利用者さんのご家族も、かなりお疲れになってます。限界にきている、というよりも、限界を超えているという感じを受ける方もなかにはいらっしゃいます。それでも、家族のためにと必死に毎日を生きていらっしゃいます。
早めに準備を・・・
いきなり始まる可能性がある介護生活。おそらくなんの準備も無かったらどうなるんだろう・・・。いろいろなお宅での仕事を通じて、またご家族の声を聞きながら私は以下のことを考えました。
一番は、やはりお金です。介護するにあたってお金は想像以上にかかります。介護1割負担意外にも自費の部分があることを考えなくてはなりません。要介護1で約3万円代。要介護5になると約8万円代になるともいわれています。利用金額は人によりけりですが。
介護保険意外にもかかるお金はいくらでもあります。光熱費、おむつ代、施設費、交通費・・・・。そして介護するご家族の健康維持にかかるお金もかかることも。タレント、ニュースキャスターとして活躍されていた山口美江さんも、お父さんの介護を通じてお金の重要性をお話されています。
お金が無いと希望する介護サービスを十分に受けられないのが実情です。それに、現在介護報酬が改定され、それに伴い利用者負担額が増加。サービスを削るしかない利用者さんが出てきているという現実も・・・・。
介護を終えた後の自分の老後も考えると貯蓄もしなくてはならない。なので、介護に備え早めに介護、そして老後のための貯蓄はしたほうがいいかと思います。
二番目は、生活をしやすい状態にしておく。
どういうことかというと。介護生活に入ると。生活の中心は介護になります。だから、食事の支度、掃除洗濯などは、どうしても回らなくなることが出てくるかと思います。それでも、ある程度家事をこなしていかないと、家の中は・・・・。
それを見て、生活意欲が薄れ、そして精神的に参ってしまい、そして介護に対しても向き合えなくなってくる可能性も。悪循環に陥りやすい状態に。
家の中をある程度スッキリさせておくのも手だと思います。物がごちゃごちゃしていたら掃除がしにくいし、物を探すときにも困難になるし。食器棚や冷蔵庫の中もスッキリさせて使いやすいように、そしてムダ買いしないように。
食事の支度、買い物が大変であれば、食材宅配業者や、介護食の配達サービスの利用もいいでしょう。お風呂場も介護生活が始まれば、入浴のためのいろいろな用具を置くことになるかもしれないので。出来るだけ物は置かないようにスッキリと・・・・。
介護する人がイライラしないようにするためにも、生活のしやすさは大事なことかもしれません。
三番目は、沢山の情報をストックしておく。
介護に関する情報は持てば持つほど有利になることもあるみたいです。ネットを使って介護サイトを見て沢山の情報を得られることが可能ですね。もし、介護サービスを受けていれば、担当のケアマネージャーにいろいろ質問するのもいいかと思います。
情報の引き出しがあるかないかで大きく介護生活が変わってくると言っても過言ではないかと思います。こんな話をご家族から聞いたことがあります。そのご家族が障害のご家族を介護されていて。障害を持つ方を受け入れてくれる施設を探していたのだとか。
市役所でそのことを問い合わせてみたところ、そのような施設は無いと言われたそうですが。介護事業所で聞いたところ、あるとの返事が返ってきたそうです。自分でアクションを起こさないと得られない情報があるのも現実なのです。
他界した私の父の時にもこのことは本当に痛感しました。情報があったからこそ、なんとか希望の病院に入院できました。母もネットで調べたり。講演会へ足を運び父のために情報を集めてました。ある介護に関する本の中で、著者が情報が無くて、どうしたらいいのか途方にくれて・・・・と述べてました。
情報社会の今。逆に一度紐を解けばあふれるほどの情報が流れてきます。情報を得ることが出来ても、今度はその情報をきちんと整理しておく必要も出てきそうです。
もし、家族の中に介護が必要になったら、まずどうするのか。そしてその後手続き流れなど。施設についてのこと。介護事業所のことなど。いきなり調べようにも大変だと思います。なので、ある程度は知っておくとあわてなくて済むでしょう。
四番目は、介護セミナー、講習会などに参加してみる。
介護体験をされた方の講演、また、介護の技術を教えてくれる講習会などに参加するのもいいと思います。プロの方が、介護する側に負担にならない技術や介護食の作り方なども教えてくれる勉強会などもあります。
今までまっすぐな目線でしか見れなかったものが、他の方向から見れるようになって。新しい介護への取り組みが生まれるかもしれません。他の方の介護の方法を見るのもとっても勉強になると思います。
五番目は、家族はチーム、みんなで力を合わせて。
昔は、長男の嫁が介護すると暗黙の了解のようなものがありました。今も根強く残っているようですが。でも、それは違います。絶対に家族みんなで介護するべきです。もちろん、介護は大変です。その大変なことを一人に押し付けていいものでしょうか。
介護される方が、特定の方でないとダメというならば。他のことで助ける。絶対に一人で全てをやるのは止めてください。必ず壊れます。
実際に介護とはどんなものなのか、子どもや、ご主人などにも実際に体験したり、セミナーに参加してもらうのもすごくいいことです。介護はもちろん大変だけど。共に関われば家族の輪を保てると、私は感じます。
現場で働く私が思った、5つの介護支度。細かいことを挙げればまだありますが。いきなり何も準備をしないまま介護生活を迎えるよりも、あらかじめ準備しておいて始めるほうが介護する側、される側にとって、お互いにいいと思います。
できるだけ、笑って、楽しく暮らして生きたいですものね^^
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